*遺品整理士・遺品査定士 養成講座 及び 遺品整理士・営業セミナーを終えて~

(1)業務(行政書士:行政手続業務・民事手続業務)との関連性について~
人が一人「亡くなる」ということは、「法律的」に見れば、それまで、その人が背負ってきた「全ての権利と義務」が、「その人以外の誰かに帰属する」こと、また、その人を巡る様々な人間関係に、「大なり小なりの影響を与える」ことになり、「親類縁者の方々」は「強い衝撃を受け止めなければ」ならない、ということになります(遺言・贈与・相続 等:前後の関係・法律的と実質的な処理の関係)。

「遺品」とは、「亡くなられた方」の遺産(不動産等)の中でも、特に、「動産の部分」を指し、「生前」亡くなられた方が、「日々使用していた生活雑貨や、衣類・家具・家電製品等の物品全般のこと」をいいます。

「遺品整理」とは、ご依頼者様・ご遺族様の要望に従って、「必要なもの・遺しておくもの:貴重品等」と「必要でないもの(一般的に「ごみ」という)」とに仕分けし、さらに、「必要でないもの」を、「リサイクルできるもの(不要物:壊れていないもの・古物商の許可の対象)」と「捨てるもの(不用物:壊れているもの:一般家庭の日常生活に伴って生じたもの・一般廃棄物収集運搬の許可の対象)」とに「仕分ける」ことをいい、この仕分ける作業「のみ」を、特に、「仕分け(本来の業務)」といいます。
これは、特に、「許可の取得」が、「不用」な業務です。
「遺品の整理(査定を含む)業務」は、「仕分け(本来の業務)」と「作業後のサービス(付加サービス)」が、大きな役割「柱」となります。
「作業後のサービス(付加サービス)」は、「仕分け(本来の業務)」以外の業務で、「(自社で実施する)と(専門業者へ委託する)」の場合があります(下記は、「要望」の事例です)。
また、この場面では、「遺品の査定・買い取り」という行為が出てきますが、「遺品の査定」までならば、特に、問題がなく行えますが、「遺品の買い取り」の場合、「許可を取得して」行われないものは、「違法行為」となります。
「要望の事例」
1-リサイクルして欲しい(古物商の許可:必要)
※ 古物の分類:13品目の取扱い届出・買い取り:行商の届出(従業者証の携帯の義務)
2-廃棄物の処理して欲しい「一般廃棄物収集運搬の許可:必要(地域性あり)」
※ 家電4品目・有効利用・小型家電等
3-供養して欲しい(目的と手段:お寺・神社「宗教家の手による、お焚き上げ・お祓い」)
4-清掃・ハウスクリーニングして欲しい
5-消臭・消毒・脱臭(特殊清掃の許可・登録)して欲しい
6-リフォーム(許可:必要)して欲しい
7-その他(個人情報の処理等)して欲しい
また、遺品の整理(査定を含む)業務に関する「連携先=関連業者」には、下記(事例)のものがあります。
「関連先=関連業者の事例」
1-地方自治体(NPO法人を含む)・行政機関等
2-リサイクル業者(古物商の許可:必要)
3-廃棄物処理業者(一般廃棄物収集運搬の許可:必要)
4-運送業者・引越し業者(貨物の許可:必要)
5-清掃業者(ハウスクリーニング)
6-消臭・消毒業者(特殊清掃・事故現場の許可・登録:必要)
7-葬儀社(死体搬送の許可:必要)、お寺・神社、その他の専門施設「供養(お焚き上げ
・お祓い)」
8-リフォーム業者・解体業者(許可:必要)
9-不動産業者(許可:必要)
10-士業者(許可・登録:必要)
11-その他(個人情報の処理機関等)

「遺品整理業者」とは、「遺品整理」を専門とする業務形態を有する企業ですが、上記で述べた、処理能力(処理行為)は、全てを「1社」で、こなすことが出来るものではありません。
遺品整理は、今や、一個人・一世帯では、「解決できない問題(核家族化の進展・少子高齢化・孤独死・孤立死・・・等)」であり、「様々な人・企業(行政機関等も含む)の手を借りなければならない、最重要課題」でもあり、社会的にも意義のある、業種です。
「できること・できないこと」を見極め、その上で、「できるもの」は「迅速かつ適切」に、「できないもの」は「他の専門業者に適当な形でバトンタッチできる状態」を作り出し、「法令遵守(コンプライアンス)の体制・整備の確立」と「使命感・責任感」を持って、「倫理観の欠如」と、いわれないように(業者:依頼の目的の確認・依頼の要望の確認)~、かつ、相談者様・依頼者様・ご遺族様においては、「業者の選別(許可:取得済・未取得:不法投棄の社会問題等「依頼者様・ご遺族様:排出者責任の原則」)」には、特に、ご注意ください。

(2)受講の動機について~
国分寺支部の会員(K先生)より、「国家資格」だけではなく、「認定資格」もある、ということを告知(アドバイス)されており、色々と模索していた事実。
近親者が亡くなったことを「キッカケ」として、受講を決断した事実。
最後に、本養成講座及び本営業セミナーを通して、「心の整理(父親との関係)が出来たこと」が、何よりも収穫となりました。
人生の半ばを過ぎ、「終活=死生観」についても、考え、少なからず、業務(行政書士:行政手続業務・民事手続業務)に活かせれば、と思う今日この頃です。